家出人調査の要点

家出人調査の要点

残されたご家族が警察に行方不明者届(旧:捜索願)を提出したとしても、誘拐・殺人などの重大な事件性や自殺などの人命に関わる危険性がない限り、積極的な捜索はされることはありません。
近年では、携帯電話等の普及により、家に帰らない状態が数日間続いたとしても連絡が取れる事から家出の自覚が無いまま外泊やお金欲しさに出会い系サイトに書き込むなど、犯罪に巻き込まれる事例が増えています。

家出は一刻も早く探し出す事が重要であり、時間が経つにつれて現在残っている足跡も次第に途絶えてしまう可能性があります。特に、本人の部屋や職場デスク、パソコン、雑誌、ゴミ等に手がかりが残されている事例も多くありますので、現状保存が大切です。家出から一日でも早い調査が早期発見に繋がります。
また、発見後に同じ事を繰り返さぬように、家出の原因究明と再発防止のためにもご家族の協力と理解が最も重要となります。

行方不明者の現状

警察庁が平成28年6月に発表した「平成27年中における行方不明者の状況」統計によると、平成27年中の行方不明者(届出受理者のみ)は82,035人でした。
性別では男性が53,319人(全体の65.0%)、女性が28,716人(同35.0%)でした。
また、年令別では10才代が17,071人、20才代が16,005人で、10~20才代の若者層だけで全体の4割以上を占めています。

当「家出人相談センター」扱いのこれまでの傾向でも、昨今の若年層の家出原因では進級、留年、進路不安等の学業問題や入社後の職場における将来への不安や人間関係の悩み等に起因しての殆ど無計画ないわゆる逃避傾向が顕著に認められるようになってきています。

親兄弟は勿論、周囲の誰にも打ち明けられない半ばパニック状態に至ってからの行動は、思考も短絡的且つ自暴自棄になりがちで、時間の経過から犯罪に巻き込まれたり、非行や自殺に繋がる確率が非常に高い危険な状態に進んでしまいます。
とにかく、先ずは優しい手を差し伸べての一日も早い発見、保護が急がれます。
 

残されたご家族に留意して頂きたい点

手がかりを探す場合

  • ・本人の身の回りを調べて下さい。
  • ・本人の持ち物(携帯や所持金等)をもう一度確かめて下さい。
  • ・知人、友人関係を調べて下さい。
  • ・兄弟姉妹、学友、先生、職場の同僚などから話を聞いてみて下さい。

本人から電話があった場合

  • ・冷静な対応をして下さい。
  • ・さりげなく居場所を尋ねて下さい。
  • ・帰宅しやすいような会話に心がけて下さい。

無言電話があった場合

  • ・冷静な対応をして下さい。
  • ・反応があって本人と分かったら、切れる前に「またかけてね」と呼びかけて下さい。

一人でも多くの人が一日も早く健全な社会生活に復帰できることを願い一生懸命応援いたします。

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